FlutterFlowで開発したアプリをApp Storeに1度リリースし終わった後、色々と手を加えて再度リリースするためにFlutterFlowからApp Storeにデプロイしようとするとできなくなってしまったのでその時の対応法についてまとめます。
対応自体は簡単なのですが、意外とハマりやすいポイントなのでこれからFlutterFlow製のアプリをApp Storeに公開したい人やちょうど同じエラーで困っている方にはかなり有益な内容となっています。
ぜひ最後までご覧ください!
FlutterFlow(ローコード)で開発したアプリをApp Storeに公開した後、開発を継続していく場合新しく機能を追加したり、バグを修正したり、UIを改善したりすると思います。
その後、App Storeに公開されている(誰かのスマートフォンにダウンロードされている)アプリに変更を反映するためにはアプリのバージョンを変更する必要があります。(例:リリースしたアプリのバージョンは1.0なので1.1をリリースしたい)
エラーの内容
その時は Mobile Deployment > App Store > Deploy to App Store をクリックします。

少し時間を置いて Check Build Status をクリックすると失敗するので、LOGを見ると以下の画像のように
Failed Step: Publishing
と出力されます。

エラーの対処法
結論、バージョンを変更すればOKです。
Version > App Version に 1.0.0 以外の数字を入れて、 Deploy to App Store をクリックすれば問題なくApp Store上にビルドされます。

Version のところには以下の文章が英語で書かれていいます。
Specify the version of your app here(e.g. 1.0.3+2).
By default, FlutterFlow will automatically increment the build number based on your most recent submission.
However, if you want to also set your own build number you may do so as well.
Setting a version number is optional, but may be required for specific cases.
If you are updating an existing app that has not been deployed using FlutterFlow yet, you will want to specify a version number.
It may also be useful when troubleshooting deploy errors.
直訳すると以下のとおりです。
ここでアプリのバージョンを指定します(例:1.0.3+2)。
デフォルトでは、FlutterFlowは最新の投稿をもとに自動的にビルド番号を増加させます。
しかし、独自のビルド番号を設定したい場合は、そのように設定することも可能です。
バージョン番号の設定は任意ですが、特定のケースで必要となる場合があります。
まだFlutterFlowを使用してデプロイされていない既存のアプリをアップデートする場合、バージョン番号を指定する必要があります。
また、デプロイエラーのトラブルシューティングを行う際にも有用です。
DeepLの翻訳にかけていますが、太字部部分は
リリースした後はDeployのバージョンを指定しないとダメだよ
ということだと思います。(なお、デフォルトでは 1.0.0 が入っています)
余談
FlutterFlowのコミュニティで3ヶ月前に同じエラーで困っている人のスレッドがあり、誰もコメントしておらず「僕も同じエラーで困っています…解決方法わかりましたか?」とコメントしたらすぐにスレッドを立てた本人から「わかったよ!」とコメントをいただきました。

いや、わかったならスレッドに書いておいてくださいよ!!!!!!
という感じでした…笑


余談の余談ですが、僕もコメントを入れてその本人がコメントを返す前に解決できたので何とも言えない感じでした…
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