エンジニアが副業でエンジニアをすることは「最高」であり「最悪」である

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この記事のまとめ

エンジニアが副業でエンジニアとして働くことは「最高」であると同時に「最悪」であるということについて理由や思考を踏まえて書きました。

今本業外でエンジニアの副業をしているエンジニア、副業をこれから始めようと思っている方の参考になる内容を詰め込みましたのでぜひご覧ください!

フルリモート&フルフレックスのスタートアップでB2B Sassのプロダクトマネージャー(PdM)をしているゆーたろー(Twitter)です。

このブログで記事を書いたり、フォロワー1.8万人超えのグルメインスタをしたり色々しています。

1児のパパです。アラサーです。

現役エンジニアが副業をするときに1番の候補となるのが「本業とは別の会社で副業(業務委託)でエンジニアとして働く」ことです。

この記事を書いている僕自身、2021年からとあるITスタートアップで副業のエンジニアとして働かせていただいています。

自分自身の経験と僕の周りの実務経験2〜3年のエンジニアから聞いた話などを踏まえると

現役エンジニアが副業でエンジニアとして働くことは「最高」であり「最悪」である

と僕は言えます。

なお、前提として「最高」であるか、「最悪」であるかはその人のキャリアのフェーズや目指す方向性によって変わります。

というわけでなぜ僕が現役エンジニアが副業エンジニアをするのが最高だと思うのか?逆になぜ最悪だと思うのか?について書いていこうと思います。

目次

現役エンジニアが副業でエンジニアとして働くことは「最高」であ

僕がエンジニアが副業でエンジニアとして働くことが「最高」であると思う理由を3つ書きます。

1. 時給が高い

エンジニアが副業(業務委託)でエンジニアとして働く場合、ほとんどの場合が時給での報酬になると思います。

その時給が他の副業、またはアルバイトなどに比べると高いです。

自身の経験や知人の経験を踏まえると、副業エンジニアの時給は以下の表が目安になります。

実務経験(年)時給(税別)
0.5〜1.53,000〜4,000
1.5〜2.54,000〜5,000
2.5〜5,000〜
副業エンジニアの時給の目安

※僕の周りにはハイスペックな方が多いので比較的高時給になっているかもしれません。

例えば、時給(税別)が4,000円で週10時間稼働する場合の月の収入は

4,400円(税込) × 40時間/月 = 176,000円

となり、そこそこの金額になります。

金額からもわかるように、エンジニアが収入を増やそうとする場合に副業エンジニアを選択するのは「最高」だと思います。

余談ですが、僕の周りで実務経験が2年以上あっても時給1,500円とか2,000円で副業でエンジニアをしている方がいますが正直安すぎるなと思います。

僕はいつも値上げ交渉をした方が良いと言っていますが、難しい場合は思い切って別の会社を探すのが良いかと思います。

2. 他の副業に比べ仕事を得やすい

本業で既に経験があり、「未経験」ではなく「即戦力」としてアピールすることができるので、Web制作、Lステップ構築代行、SNS運用代行などの他の副業でお金を稼ぐよりはハードルはかなり低いです。

副業案件を見つける方法としては以下があります。

僕は少しイレギュラーなのですが、興味本意で登録していたLinkedinからオファーをいただき、副業を始めて現在に至ります。

僕の周りのエンジニアの話を聞く限り、

  • Twitterでオファーをもらったのがキッカケで始めた
  • 転職ドラフトで正社員オファーをもらったが副業でのジョインを提案したところ承諾してもらって始めた

が多いです。

3. エンジニアとしてのスキルアップに繋がる

本業と副業、どちらも開発をするので、単純に費やす時間が増えることでスキルアップに繋がります。

これは「収入が増える」ことと同じくらいジュニアレベルのエンジニアにとっては嬉しいことだと思います。

特に僕と同じく別職種からエンジニアにジョブチェンジした「早急にキャリアアップしたいアラサー転職組」には嬉しいですよね。

ただ、「費やす時間が増える」と書くと

じゃあ本業で仕事たくさんいっぱい振ってもらった残業して長く働けば良いじゃん

と思われるかもしれませんが、別の会社で働くことには以下のメリットがあります。

  • 本業とは違った言語・フレームワークその他技術を触れる
  • 他社のエンジニアがどのようなルールで開発しているのかを知ることができる
  • 他のエンジニアからコードレビューを受けることができる
  • 副業でジョイン→転職となった場合、入社前にミスマッチによる事故の可能性を限りなく低くすることができる

以上の結果により、(本業で最低限の結果を出していることが大大大前提になりますが)1つの会社で長く働くより、2つ以上の会社で働く方が総合的にメリットは大きいです。

現役エンジニアが副業でエンジニアとして働くことは「最悪」であ

僕がエンジニアが副業でエンジニアとして働くことが「最高」である理由を3つ書いたので、反対に「最悪」である理由を3つ書きます。

※「最悪」と書いていますが、ぶっちゃけ「最悪」とまでいかない内容もあります。タイトルをキャッチーにしたかった気持ちがあったので…ご容赦くださいm(__)m

1. 結局は時間を切り売りしているだけ

エンジニアがエンジニアとして副業をするのは見つけやすいし、時給もそこそこ高く比較的簡単に収入を上げることができます。

それは紛れもない事実であり、僕自身「最高だな」と感じている内容ではあるのですが、1年くらい副業をしてふと思ったんです。

これ、時給が高いバイトと一緒だな。

と。

2022年3月に書いた実務経験2年のWebエンジニアの転職活動談や2022年4月に書いた現職への入社エントリーからわかるように僕は2022年4月からエンジニアではなくプロダクトマネージャー(PdM)兼エンジニアになりました。

今後プロダクトマネージャーとしてのキャリアアップに注力していくつもりなので、エンジニアとしてのスキルアップへの意欲(こんな技術使いたい、アーキテクチャ設計したいなど)がほとんどないです。

そのような背景があったため、結局は時間の切り売りしているだけだ…となっています。

僕の知人のエンジニアの中でもこの理由で副業を辞めた人が結構います。

2. 時給が高いのでいつの間にか辞められなくなってしまう

これは僕の経験談なのですが、「エンジニアとしての副業」が自分のキャリアアップにプラスになっていない状態になると

ああ、この副業やめようかな…

でも、毎月の収入が10万位上減るのも辛いな…

となります。(なっています)

この事態に対して僕はエンジニアとしての副業に費やす時間を減らして、他の収入源を作るための活動を始めるという結論に至りました。

今年は時給が高く、ある程度の副業収入になることが逆にデメリットになる場合もあるんだなと痛感した年でもあります。

3. 難易度の高いタスクを担当できる可能性は高くない

フルタイムの業務委託エンジニア(フリーランスエンジニア)は正社員エンジニアより裁量の大きいタスクやコアとなるタスクをなかなか担当させてもらいにくい、という話はよく聞きます。

副業エンジニアは稼働時間が大体月40〜80時間くらいの稼働になることが多いので、それ以上にそのようなタスクを任せてもらえる可能性が低いです。

繰り返しになりますが、ジュニアクラスのエンジニアでシンプルに「開発経験をもっと積みたい」というフェーズにおいては「副業でエンジニア」は「最高」です。

しかし、ある程度の経験を積んでくるとなかなかウマい経験を得にくくなるためキャリアアップという面では最悪時間の無駄になってしまいます。

大抵の場合、副業エンジニアは正社員のメンバーからチケットを振られてそれを業務時間外(平日夜や休日など)に消化していくことを永遠に繰り返すことになると思います。

最後に

現役エンジニアが副業でエンジニアとして働くことは「最高」であり「最悪」であると思う理由について細かく書いてみました。

ここまで書いてきて、冒頭に書いた「最高」であるか「最悪」であるかはその人のキャリアのフェーズや目指す方向性によって変わるという前提はありますが、現役エンジニアが副業でもエンジニアをすることについて

  • 純粋に開発経験を積みたい場合(特にジュニアクラス)には総じて「最高」である
  • ある程度の経験やスキルが身に付いてくると「最悪」になってしまう可能性がある

とまとめることができるのではないかと思います。

あくまで僕自身の経験と僕の知人からよく聞く話の中で書いているので、これが全てではないですが、今本業外でエンジニアの副業をしているエンジニア、副業をこれから始めようと思っている方の参考になる内容になっていると思います。

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