スタートアップへの転職後、6ヶ月間で”やったこと”とか”感想”とか

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2022年4月にITスタートアップに4人目の社員として入社して、早くも6ヶ月が経過しました。

現職に入るときの転職活動に関することはすでにnoteにまとめているのでここでは割愛します(記事の最後にリンク貼ります)が、

  • スタートアップで働くのが人生で初めて
  • ここ2年間はガッツリエンジニアをしていたけど現職からPM(プロダクトマネージャー)領域のタスクも担当させてもらえることになった

という感じで自身の社会人人生の中で2年半前にエンジニアにキャリアチェンジした時くらいの変化の大きい6ヶ月でした。

この6ヶ月を通して、僕が業務で担当したことや実際に働いてみた感想について書いていこうと思います。

ちなみに「なぜ現職を選んだのか?」については過去に入社エントリーを書きました。

そして、入社してから1ヶ月後にも記事を書きました。

目次

各業務の詳細は書けないですが、自分が思い出せる範囲でこれまでに担当した業務を箇条書きにします。

  • 新規プロダクトに関するユーザーヒアリング
  • 新規プロダクトのMVPの仕様検討
  • 新規プロダクトの開発(コーディング含む)
  • 新規プロダクトのチュートリアル動画の撮影・編集
  • 新規プロダクトの利用マニュアルの作成
  • 開発メンバーのタスク管理
  • 商談への参加
  • 社内のプロダクトマネジメント体制の構築・整備
  • 採用活動(スカウト送付、面接への参加、採用関連のツイートなど)
  • Pマーク申請作業

上記のとおり、本当に多岐に渡る業務を担当させてもらっていいます。(書きながらしみじみしています)

スタートアップに長くいる方にとっては当たり前かもしれませんが、自分のこれまでのIT業界にくる前も含めた社会人経験ではここまで広範囲の仕事をすることがなかったので良い経験をさせてもらっているなと感じます。

この6ヶ月間の感想

初のスタートアップで6ヶ月間仕事をして感じたことを率直に書いていこうと思います。

自分のポジションが何なのかわからなくなった。けどこれは悪いことではない。

前述の「業務でやったこと」で書きましたが、この6ヶ月間、ポジション関係なく色々なタスクを担当させてもらえました。

現職には一応PM(プロダクトマネージャー)兼エンジニアとして入社したのですが、担当した業務でその2つのポジションとしての仕事はオレンジ色の部分です。

  • 新規プロダクトに関するユーザーヒアリング
  • 新規プロダクトのMVPの仕様検討
  • 新規プロダクトの開発(コーディング含む)
  • 新規プロダクトのチュートリアル動画の撮影・編集
  • 新規プロダクトの利用マニュアルの作成
  • 開発メンバーのタスク管理
  • 商談への参加
  • 社内のプロダクトマネジメント体制の構築・整備
  • 採用活動(スカウト送付、面接への参加、採用関連のツイートなど)
  • Pマーク申請作業

各業務に充てた時間を考慮すると本来のポジションではしないタスクは全体の3〜4割くらいかなと思っています。

僕の2022年の1番大きなテーマは「エンジニアからPMへのキャリアチェンジ&PMとしてのキャリアアップ」なのですが、ぶっちゃけPM業務以外のタスクも結構しているので、「PMとしてのキャリアアップ」に関しては効率的ではないかもしれません。

ただフェーズの浅い(=規模が小さい)スタートアップで働く上で、ポジションにこだわることにそこまで意味もメリットもない気がしているので、ポジション・肩書きにこだわらず、ただただがむしゃらにやる期間があってもいいと思います。

現にこの6ヶ月はこれでよかったと感じています。

とはいえ、今後もずっと幅広い業務をつついていくスタイルは強みの無い器用貧乏になってしまう可能性もありますし、自分の今後のキャリアパス的にも今後は少しずつPM業務の割合を増やしていく予定です。

カオスな状況を楽しめることが必要

スタートアップ、特にフェーズの浅い場合は基本的にあらゆることが整っていません。

あらゆることとは例えば制度・福利厚生・ドキュメント・業務マニュアル等です。

過去にあるYouTubeの動画を引用してツイートしていますが、その動画ではスタートアップで働くことについて以下のように言われていました。

「スタートアップが向いている人は、何もない状況に耐えられる人ですね。」

僕も本当にこの通りだなと感じてます。

多くのことが整っていない、人も少ないから複数ポジションを担当する必要がある、整っていないことを整備していきたいけど売り上げを上げて事業を成長させることに重きを置かなければならない、でも人が少ないままでは事業成長も限界があるから採用も進めないといけない、でも採用担当がいない、みたいなカオスな状況がアーリーフェーズのスタートアップの世界では当たり前に存在します。

この状況に対して「メンバー全員で会社を作り上げていくことにやりがいを感じる」「会社を良くしていくことが楽しい」と思えるかどうかはとても重要だと思います。

また、これまでに在籍していた会社が既に色々整備されている状態だった場合、スタートアップに転職してすぐはその辺りのマインドのキャッチアップというか切り替え的なことに多少苦労するのではないでしょうか。

スタートアップで一社員として働く上では「事業成長」と「人」が大事

スタートアップでは前述したようにカオスな状況である確率が高いです。

場合によっては人が足りないことにより、「なるべくしたくない」業務を担当しなければならないこともあるかもしれません。

そのような業務にはやはりストレスが発生します。

ただ、会社の事業が成長しているとしたらその「自分がしたくない仕事」は「事業成長に必要な業務」になります。

この捉え方は少し精神論っぽくてある一定数の方には嫌悪されそうですが、個人的にはこのように考えることはスタートアップでは割と良いのではないかと思っています。

「したくない仕事」が「事業成長に関与しない」なんてそれは地獄です。

やはり、会社が売り上げ的にも組織的にも大きくなっている中ではどのようなタスクに対しても前向きにこなせる人が多いのではないでしょうか。

また、会社の規模が小さいうちはメンバー全員でMTGをしたり、基本的に他部署の方と密にコミュニケーションを取りながら仕事をするので「人」もめちゃくちゃ大事です。

今の会社は採用において人柄やカルチャーフィットなどのパーソナルな部分をかなり重視しているので冗談抜きでめちゃくちゃ良い人ばかりで仕事がとてもしやすいです。(これは開発サイドの選考でも同様でスキルよりもパーソナルなところを重点的に見ています)

事業成長にダイレクトに貢献できるくらいの仕事を任せてもらえる

僕がこの6ヶ月で1番強く感じたことであり、これがスタートアップで働く醍醐味なのではないかと思います。

以下のツイートのとおりですが、入社してすぐにCEOから「◯◯というプロダクトというか機能を新しく作りたいのでお願いします」と丸投げされて任されて、ユーザーヒアリングから始まり、商談までプロダクト開発を主担当として主導し、結果的に受注することができました。(このツイートはかなり反響があって嬉しかった)

主担当ってだけで僕 1人で全てのタスクをこなしたなんてことは全くなく、CEOをはじめ他部署のメンバーの協力があったからこその結果ですが、自分が主導したPJで実際に売り上げという数字を作ることができ、会社の事業成長にダイレクトに貢献できたのは本当に良い経験ですし、とても達成感を感じました。

もちろんSassビジネスは受注したらOK!だなんてことはなくむしろここからが本番ですが、受注なくしてMRR、ARRを増やすことはできないので結果を出すことができてよかったです。

会社の規模も売り上げも大きくないからこそ、事業成長のコアになる部分を一社員が担当できるのはスタートアップで働く大きなメリットです。

キツい

最後に一気に落とすことになりましたが、正直この6ヶ月間はなかなかにハードでした。(その理由は今から書く)

スタートアップは基本的に「人は少ないけど、やりたいこと・やらなければならないことがめちゃくちゃある」状態なので、無限に働こうと思えば働くことができます。

なので(会社によりますが)ハードワークになりがちです。

僕は家庭を持っているので可能な限りプライベートを確保させてもらっていますが、仕事は無限にあるのでスケジュールによっては休日にもたまに仕事しています。(独身だったら平日にもっと仕事ができるのでしていないと思います)

また、僕は本業外でも業務委託で開発の副業をしていたり、グルメインスタを運営していたり、最近はFlutterFlowでのノーコード開発、そして本ブログの運営など色々しているので、「本業」「プライベート」「個人活動」のバランスを取るのが大変です。(もっと本業に集中せい!という話かもしれませんが)

独身と家庭持ちでは可処分時間がかなり違うので、独身だったらこの記事に「キツい」という見出しは入らなかったはずです。家庭を持っているからこそ、この「キツい」と感じていると思っていただけたらと。

最後に

実際にこの6ヶ月間の「本業だけ」を文字に起こしてみましたが、6年半の社会人経験の中でもダントツで濃い期間だったと自信を持っていえます。

この6ヶ月間の感想を改めて書くと

  • 自分のポジションが何なのかわからなくなった。けどこれは悪いことではない。
  • カオスな状況を楽しめることが必要
  • スタートアップで一社員として働く上では「事業成長」と「人」が大事
  • 事業成長にダイレクトに貢献できるくらいの仕事を任せてもらえる
  • キツい

です。

スタートアップで働くことに興味がある方は、1つの経験談ですが少しでも参考になれば幸いです。

記事の冒頭で書いた実務経験2年のエンジニアの転職活動体験談noteはこちらです。コーヒー1杯の値段なのでぜひ読んでみてください。

この記事を読んで、僕が現在働いている会社に少しでも興味を持っていただいた方がいればぜひカジュアルにお話しましょう。以下のMeety、もしくは僕のTwitterのDMからご連絡ください。エンジニアは超ウルトラ積極採用活動中です。

本記事に関連する記事も貼っておきますので、ぜひ併せてご覧ください。

P.S.

繰り返しになりますが、この6ヶ月の経験は僕の記憶に永遠に残るくらい濃密だったのは事実です。ただ今、6ヶ月以上前に戻ったとするとアーリーフェーズのスタートアップには入社しないと思います(笑)

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