プログラミング初学者や実務経験の浅いエンジニアが技術記事を書くことに対して個人的に思っていることを書きます。
結論、積極的に書いたらいいと思っています。
技術記事を書きたいけど躊躇している方、これから技術記事を書いてどんどんアウトプットしていきたいと思っている方の背中を少しでも押せる内容になっていると思います。
ぜひ最後までご覧ください!
2022年4月に新しい会社に転職し、ドメイン知識のキャッチアップや、入社早々大きめの仕事を任せてもらい、それらにに追われて全然ブログが書けてなかったですが、少しだけ落ち着いたので久しぶりにブログを書こうと思いました。
引き続きブログはコツコツと書いていこうと思っていますが、
- 4月からは自分のポジションが純粋な開発エンジニアでなく、プロダクトマネジメント業務がメイン
- これまでずっと触ってきたPHP/Laravelはもう使っていない
これらの理由から、多分ですが今後プログラミングに関する技術記事は書きません。
今後はプロダクトマネジメントに関する記事をメインで書いていく予定なのですが、まだまだ走り出したばかりで形にできるほどの知識、体験、経験もないので、数ヶ月前に「今度書こう!」と思って放置していたこの記事を書きます。
なぜこの記事を書こうと思ったのか
ある日、この記事を見つけて読んだからです。
僕の周りには「実務経験が無い、もしくは浅いエンジニアが技術記事を書くこと」に嫌悪感を抱く人はいないとですが、気になる方はぜひ一度読んでみるのも良いと思います。
僕自身、この記事には賛同してます。その上で自分なりの考えを書いてみようかなと思います。
長くなりすぎると読むのも大変なので、簡潔に僕が思っていることを文字に表現します。
なぜ初学者やジュニア層が技術記事を書くことを嫌う雰囲気が存在するのか
Twitterで見る限りだと、一部のエンジニアが以下のような主張をしているからだとと思います。
- 検索結果が汚れるから
- 正しくない記事を読んで間違った理解をする駆け出し・ジュニア層が増えてしまう可能性があるから
まあ、積極的に書いて良いと思うよ
先ほどの2つの理由を挙げた上で、僕は
駆け出し・ジュニア層の方も積極的にアウトプットをしても良い
と思っています。
というか「書いた方が良い」と思っています。
その理由はこちらです。
- アウトプットは対外的なアピールになり得るから
- 記事は理解していないと書けないので自分の知識の理解度を深めることができるから
- (運が良い場合は)間違った内容を有識者が優しくアドバイスしてくれるから
僕は現在、記事を書く媒体はQiitaやZennではなくこのブログですが、技術記事をそれなりに書いてきたことが転職活動等でかなり評価された経験があります。
そういう経験があるからこそ、実務経験の無い・浅い方が技術記事を書くことは推奨したいです。
とはいえ、先ほど挙げた「初学者やジュニア層が技術記事を書くことが嫌われる2つの理由」に関しても、気持ちはわからんでもないので、それについて僕個人の考えを書いてみようと思います。
検索結果が汚れるから
これに関しては「気にしなくて良い」と思っています。
僕はエンジニアとしての開発経験は2年ほどですし、開発力(広義すぎますがここはスルー)が高いと自信を持って言えませんが、そんな僕でさえ「初学者が技術記事を書くせいで検索結果が汚れるのウゼー」と思ったことはありません。
Twitterでは「エンジニアは公式ドキュメントを1次情報として信じて、それ以外は信じるな」的な意見を目にすることもしばしばですが、それなら検索結果が汚れることは全く関係ないでしょと思うわけです。
だって、公式ドキュメントを見れば良いんだから。
僕も何か調べる時には検索に引っかかったQiita、Zennの記事の内容を正解と思わず、色々な記事や公式ドキュメントを見た上で総合的に判断しています。
なので誤った記事で検索結果を汚すことを推奨するつもりは1mmもありませんが、情報収集側で十分に対応できる範疇なので、アウトプットする側は必要以上に躊躇う必要はないと思います。
正しくない記事を読んで間違った理解をする駆け出し・ジュニア層が増えてしまう可能性があるから
これに関しては確かに危ういな、と思っています。
これに関しての解決策はちょっと難易度が高いですが、こんなところかなと思います。
- その記事を読んだ有識者がコメント等で誤った情報であることと、正しい情報をアドバイスしてあげる
- 先輩や上司、知人が正してあげる
前者に関してはアドバイス自体に報酬が産まれないためボランティアになるので、僕は「その記事を読んだ有識者がアドバイスしたら良いじゃん」とは口が裂けても言えませんし、した方が良いとは全然思っていないです。(僕自身するつもりはないので)
僕がこのブログを開設する前、Qiitaに記事を書いていた頃に僕が書いた記事に対してとても優しく教えてくださる人がいて、すごく嬉しかった記憶があります。
とはいえ再現性は低いので、現実味があるのは後者でしょうか。
エンジニアが実務経験を積むのが1番成長すると思うので、そこでまとめて間違った知識を正すのが良いのではないかと思います。
初学者やジュニア層が技術記事を書くときにできること
ここまでつらつらと書いてきましたが、初学者やジュニア層のエンジニアも積極的に技術記事を書いて良いと思いつつ、情報収集側のために記事を書く側でやれることもあるよね、と思ったことを3つ書きます。
- 記事の冒頭に自分の実務経験を書く
- QiitaやZennではなく個人のブログに書く
- 知り合いに事前にレビューしてもらう
記事の冒頭に自分の実務経験の長さやレベルを書く
これは簡単に取り入れることができるのではないかと思います。
記事の冒頭で「実務経験が短いこと(もしくはエンジニア目指して勉強中の身であること)」を書くことによって、その記事を読んだ人は「この記事の内容は間違っている可能性もあるからあまり信用しないでおこう」と思うことができます。
「読み手にそんな手間や負担をかけさせるなよ」と思うかもしれませんが、今現役バリバリのエンジニアのほとんどの方がこんな時代もあったと思うのでそこは優しく見守ってあげても良いのではないかと勝手に思っています。
QiitaやZennではなく個人のブログに書く
SEOに関しては詳しくないのですが、Qiita、Zennに比べると技術記事執筆用のブログのSEOはそこまで強くないと思います。
個人ブログに書くことで検索結果を汚す可能性は下げることができるのではないかと思います。
僕が個人ブログに技術記事や本記事のようなポエム記事を書いている理由はこの理由ではありませんが、マウントチックなコメントをされるのが嫌な人はぜひ検討してみてください。
余談ですが僕の周りのエンジニアは個人のブログに技術記事をアウトプットしている人が結構多いです。
知り合いに事前にレビューしてもらう
これはかなり再現性が低いですが、記事の内容が正しいかどうかを自分より知見のある知人に記事公開前にレビューしてもらい、間違っている内容を指摘してもらうことで記事の質を上げる方法です。
繰り返しになりますが、これはかなり再現性が低いのでここまでの説明にしておきます。
最後に

長々書きましたが、僕の結論としては以下の2つです。
- 駆け出し・ジュニア層の方も積極的にアウトプットをしても良い
- とはいえ、アウトプットのやり方に工夫の余地はある
エンジニアの世界からは片足出た状態になりましたが、エンジニア界隈に「どんな人でもアウトプットして良いし、アウトプットすることに賞賛する文化」がもっと根付けば良いなと思いました。
P.S.
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