この度、プロジェクト経験やスキルをもとに、企業が年収付きの指名を行う競争入札型転職サービス「転職ドラフト」というサービスに登録してみました。
応募者(登録者)のエンジニアが転職ドラフト側が定めたフォーマットに従い様々な情報を入力し、企業側(採用側)がそれを見て年収額で入札(指名)する感じです。
転職ドラフト側のアピールとしては
年収UP率93.8% / 平均年収UP額126万円のエンジニア転職サイト【転職ドラフト】
のとおり、
- 年収UP率93.8%
- 平均年収UP額126万円
と興味をそそる内容ではないかと思います。(僕もそそられた1人です)
僕は初参加ですが、ドラフトは月に1回実施されているようです。
僕自身の実務経験はこの記事を執筆した時点で実務経験1年6ヶ月です(2020年4月からエンジニアのキャリアをスタート)。
超ざっくりですが、経歴はこんな感じです。
- 新卒から4年間は重工メーカのプラント事業でマネジメント系の仕事
- エンジニアとしてのキャリアは1年半でだいたい以下の感じ(技術のみ記述)
- 前職(1年1ヶ月):PHP/PHPベースの独自フレームワーク×2(1番長い)/Laravelちょびっと/CakePHPちょびっと/JavaScript/jQuery/Docker/Git/SVN/AWSちょびっと
- 現職(5ヶ月):PHP/Laravel/TypeScript/React/Next.js/Vue.js/Nuxt.js/Docker/Git/GitLab
振り返ってみると最初の1年は独自フレームワークを使っている時間が結構長く色々辛かったなあと思い出します…(笑)
というわけで2021年9月度(9/16〜10/1)のドラフトに参加したので、上記の実務経験歴のエンジニアの転職ドラフト参加についてまとめます。
このブログの内容は全ての実務経験1年半のエンジニアに共通する話ではありません。あくまでの1人のエンジニアとしての体験談として楽しんでいただけたらと思います。

転職ドラフトに登録した理由
いきなり余談ですが、僕が今回転職ドラフトに登録した理由は以下の2つです。(興味がない方は飛ばしてください)
- 自分の市場価値を定量的に知りたかったから
- オススメされたから
Webアプリケーションの開発するエンジニアとして仕事を始めて1年半が経過しますが、
エンジニアとしての経験がこれくらいあれば正社員だと年収はだいたいいくらくらいなのか?
というのがあまりわかっていないです。
こちらが公開した情報での判断になりますし、業界・企業それぞれでブレはあると思いますが、「提示年収額」という指標で定量化されるのは参考になるなと思いました。
(「エンジニアのとしての経験」というのは年数だけの話ではなく、その年数でどのような仕事を担当したかを含めた経験です)
また、以下のツイートをした時に「転職ドラフトいいですよ!」とオススメされたのでちょっとやってみようかなと思いました。
転職ドラフトに登録した理由はこれくらいにして、本題のドラフトについて書いていきます。
ドラフト参加まで
まず、ドラフトに参加するためには転職ドラフト側に提出した情報に対する審査に合格する必要があります。
サービス側が準備した入力項目を埋めていって、審査の申請を行います
入力項目は結構多いのでそれなりに時間がかかります…
ここで結構断念する人はいるかも…
で、数日後に審査結果が出るので合格するまで修正→再審査が続くと思います。
知り合いの転職ドラフト経験者から「結構しっかり書かないと合格できないよ」と言われていましたが1発で合格することができ、案外アッサリとドラフトに参加することができました。
合格しましたが、「もっとこう書いたり、こんな内容の情報を追加すると指名されやすくなりますよ」というありがたいフィードバックをいただきました。
1人1人結構ガッツリ見てくださっているようです。すごい。
ドラフト中のワクワクドキドキタイム
ドラフト期間内はどんな会社が自分のどんな資料や外部サービスを見て等、どんなアクションをしているかが割と細かくわかります。
企業側の動きはドラフト開始からまあまあ活発だなという印象でした。
やっぱり経験者のエンジニアの採用はどこも苦労しているのかな?と思ったり。
(いやまあ、実務経験1年半くらいはそこまで求めないとは思うだろうなとも思ったり)
転職ドラフトのユーザーページには“指名はドラフト最終日に集中する可能性が高い”的なことが書かれていたので、ドラフト開始から1週間くらいはまあこんなものか、と思い眺めていました。
そして時間が過ぎ、ドラフト残り4日の9/28の指名状態↓

こんな感じです。
- ドラフト全体の指名数は163件
- 参加者1人あたりの平均指名数は0.4件
- 1番多く指名を獲得した人は4件で5人以下(と思われる)
- 僕、指名0件

指名はドラフト最終日に集中する可能性が高いらしいから…まだ大丈夫だから…
ちょっと動揺し始めます。
このまま指名0件でフィニッシュもありえるんちゃうか?
残り2日の9/30の指名状態↓


こんな感じです。
- ドラフト全体の指名数は507件
- 参加者1人あたりの平均指名数は1.2件
- 1番多く指名を獲得した人は7件以上で10人強
- 僕、指名0件
…あみんの「待つわ」が脳内再生されています。



私待つわ〜 いつまでも待つわ〜 たとえあなたが〜 ふり向いてくれなくても〜♪
最終日に指名が集まる可能性が高いと書かれているけど、最終日前日で0件ってさすがに…
ということであまりよろしくない状態で最終日を迎えます。
(なんか負け惜しみに聞こえますが正直今は転職をあまり考えてないので0件でも全く支障はないんですけどねw)


ドラフトの結果
最終日前日まで予想外の0件というわけで、嫌な予感しかしないのですが、最終結果を共有しようと思います!
10/1 23:00過ぎ(ドラフト終了直後)↓


- ドラフト全体の指名数は1465件
- 参加者1人あたりの平均指名数は3.4件
- 1番多く指名を獲得した人は7件以上で70人強
- 僕、指名3件
なんと…!
3件の指名をいただきました!!嬉しい!
(3件の指名数が多いのか、少ないのかは全くわかりません)
指名していただいた企業さんからのオファー額はこんな感じでした。


550万〜600万というのは個人的にはありがたい評価だなと思っています。
いや、だって正社員として年収&まだ実務経験1年半ですぜ?って感じ。。
提示年収については転職ドラフトの規定で「内定年収が、転職ドラフト上で提示した提示年収の90%を下回ることは禁止しています」とありますので、下振れしても495万〜540万円ですね。
結果は以上です!


転職ドラフトに参加してよかったこと
指名数は3件、提示年収は550万〜600万円という結果となりましたが、今回のドラフトに参加してよかったことを簡単にまとめます。
自分の市場価値が知れた
(企業の方と実際に話す中で多少上か下に振れると思うので)どこまで正確かどうかは分かりませんが、「提示年収」という1つの指標で僕という人材の価値を定量化してもらえてよかったなと思います。
指名が入ると、「どんなところを評価したのか」を企業側が書いてくださるので「ああ、こういう経験は結構良いアピールになるんだ、ウケがいいんだ」というのが分かります。
と、同時に足りないことにも気づけますのでとても良い機会になったと思います。
今後もっと高い年収を提示されて勝手に気持ちよくなりたいので(笑)、引き続き普段の業務でバリューを出し実績を積みつつ自己研鑽に励もうと思います。
モチベーション上がりました。
これまでの経歴の棚卸しをするキッカケになった
冒頭で書きましたが、ドラフトに参加するためにはそれなりの量のドキュメントをそれなりの質で書く必要があります。
なのでエンジニアのキャリアがスタートしてからの経歴というか経験をしっかり振り返り、
- どんなことができるようになったっけ?
- どんなことが大変でどうやって乗り越えたっけ?
- そもそもどんな仕事をしてきたんだっけ?
みたいな振り返り・棚卸しができ、今の自分に足りないもの(だいたい足りてない)も見えてきました。
定期的な振り返りの手段として、定期的に転職ドラフトを活用させてもらうのはアリかなと思いました。
かなりオススメのサービスなのでこの記事を読んで気になった方はぜひ登録してみてください。
最後に
初めてドラフトに参加してドキュメントの整備が結構大変でしたが、自分的にはかなりプラスになったなと思いました!
定期的にドキュメントを追加しつつ、また参加しようと思いました。
登録は下のボタンからできますので気になった方は覗いてみてください。


おまけ
おまけですが、今回のドラフトの全体の結果はこんな感じでした。




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